stairs, happy, child

二七 過ちを改るに、自ら過つたとさへ思ひ付かば、夫れにて善し、其事をば棄て顧みず、直に一歩踏出す可し。
過を悔しく思ひ、取繕はんと心配するは、譬へば茶碗を割り、其缺けを集め合せ見るも同にて、詮せんもなきこと也。

(訳)
過ちを改めるにあたっては、自分か誤ったとさえ思い付いたら、それでよい。そのことをさっぱり思いすてて、すぐ一歩前進することだ。
過去の過ちを悔しく思い、あれこれと取りつくろおうと心配するのは、例えば茶碗を割ってそのかけらを集めてみるのも同様で何の役にも立たぬことである。

今まで何度間違ったことか。

以前、ある方に教えていただいた言葉。
「過去は生ゴミ」
これもその通りです。

希望を持って一歩踏みだす。ただそれだけです。