いつからだろうか、旅をしながら暮らしてもいいんじゃないかと思う時がある。
とくに旅好きというわけではない。
それでも年に数回は旅に出る。
きっかけは8年前から恒例になっている北海道へのスキー旅だ。
ニセコとルスツに年に一回ずつ行っている。
ニセコにインバウンドの人が押し寄せるようになってからはルスツだけになった。
ルスツはニセコほど訪日外国人が多くないのと、ゲレンデが広くおもしろいから、それとホテルが大きいので伸び伸びできる。
昼間はスキーを楽しみ、夕方温泉に入り、おいしい食事とお酒をいただくのがとても心地よい。
それに味をしめ、東北や四国、鳥取と今まで行ったことのない場所に旅するようになった。
小さな島国日本というが、いやいや日本は広い。
不思議なもので、その土地によって空気が違う。
しかも自分に合う所とそうでない場所がある。
そんなことを意識するようになったのは、2013年(平成25年)に出雲大社に行ってからだ。
参道は人であふれているのに、とても清々しい気分になった。
今でもこの感覚を大事にしている。
有名な神社に行ってもこのような気持ちにならない所もある。
それとは逆に小さなところでもとっても清々しい神社もある。
清々しいとは少し違うが、ほっとするような、この町なんとなく良いなと思う場所がある。
最近では四国の高松で感じた。
それとは逆に一刻も早く立ち去りたくなるような所もある。
たとえば教会、オーストラリアのシドニーに行った時にも有名な教会を案内されたがすぐに外に出てきてしまった。
立ち去りたくなるとまではいかないが、なんとなく気分が滅入ってくるような街、建物がある。
そういえば、会社を辞める頃のことを思い起こすと思い当たることがある。
その当時は、場のエネルギーなどは全く意識したことがなかった。
しかし、あの5年間は酷いものだった。
まるで少しずつ毒を飲まされていくように、元気がなくなり、漠然と将来が不安になったり、ため息ばかりつくようになっていた。
会社を辞める頃には、乗り換え駅で気分が悪くなり、何度が自宅に引き返したこともあった。
身体からのサインだったと思う。
会社が入居していたビルはモダンな建物だったが、9階建てで窓が開かない。
いま思うとどんよりとした空気が漂っていた。
あのまま会社を辞めずにいたら、今頃は入退院を繰り返し、最悪死んでいたかもしれない。
今は、この場所のエネルギーを意識するようにしている。
場所だけでなく人から感じるエネルギーも同じ。
一緒にいると元気になる人もいるが、反対に元気が吸い取られるように感じる人などがいる。
エネルギーバンパイアと言うらしい。
このような人は要注意だ。
自分にとってメリットとなりそうでも一緒に仕事はしないし関わらないようにしている。
ハッキリとは分からないが、今までやってこれている理由の一つではないか思う。
それから、自分のエネルギーを高めることにも注意を払っている。
- 嫌なことはしない。
- 人と比べない。
- できるだけ我慢しない。
- 仕事だけでなく休養を取る
- 適度に運動する。
- 怒りの感情の原因を探り解放する。
- 何か楽しみをもつ(小さなことでも可)
- 自分を責めない
- 瞑想する