会社を辞めたいと思っていた頃から「自立」したいと思っていた。
起業してからも「自立」にこだわっている。

「自立」とはどういう事なのか時折考えていたが、ハッキリとはわからなかった。

今朝、瞑想していると時に浮かんだのが「不自由」という言葉。
考えてみるとこの「不自由さ」を小さな頃から感じていた事に気づいた。

9歳の時に父が亡くなってから周りの環境が大きく変化し、今までのような安心感がなくなり、自分のことを守ってくれる人がいなくなったように思った。

それからこの「不自由さ」を感じるようになっていたと思う。本当は何も心配しないで思った通りに行動したかったけれど、遠慮したり、諦めたりすることが多くなっていた。

きっと人からどう思われるか周りの目を気にしていたように思う。

だから、一人で生きていけるようになれば、何を言われても平気になり、周りの目を気にせずに自信を持って生きていけるのではないかと考えた。

誰の世話になるでもなく、誰かに頼るでもなく、自分の力で稼ぎ、生きていく。
稼ぐ金額は多ければ多いほど良いが、食べたいもの、欲しい物がそこそこ買える程度の収入でよかった。

僕にとってのそれが「自立」。

最近は、その稼ぐ金額に少しこだわっていたようだ。

今は、好きな時間に起き、やりたくないことはやらず生きている。充分ではないか。

やっぱり人は欲深い生き物だとつくづく思う。「知足」を忘れていた。